読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

セルゲイポルーニン

胸が痛い。悲痛。そんな映画だった。

心に侵食されるような感覚。そして鳥肌が止まらない。

 

重圧という言葉では示せない困難状況。

自分の効力感の有無に惑わされる姿。

それでも上書きしかできない、やり直しのきかない人間の生きる一方向性。

 

深み豊かさという言葉の意味する複雑さは人間に悦びをもたらす完璧さとは繋がらない点と点のような存在にぶつかりゆく姿。極めることと生きること。そんな姿。折りあわせをつけようとするときに流れたTake me to church。

決して勇気はもらえない。ただドラマである。現代のドラマである。そのことに愛おしさを感じる。芸大生にこれだけの原動力を持ったドラマを生む力を持った人はいるだろうか。使命感なんてないのではないだろうか。

若者を引きつけるだけの強烈な理由がドラマを生んでもいいのではないだろうか。